プロローグ

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プロローグ

「召喚されし勇者よ!この世界を魔王から救って欲しい!」 何故、俺たちがこんなことになっているのかを説明しよう。 それは、2時間前のことだ……… ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 俺の名前は、九十九神(つくもじん)、趣味はプログラミングと、ゲーム。 まあ、プログラミングは中学校の頃からはまっているし、ゲームは作るのもやるのも好きだ。 今現在も教科書を読むふりをしながら、ゲームをやっている。まあ、ゲームの中では人狼等が好きな種類に当たる。 「おい、九十九、携帯触るな。あと俺が2回注意したら没収だからな。」 あっ、ばれてたわ(笑)つーか注意されなかったらいいだけの話じゃね。 てか2回て、緩いな〜 まあ、置いといて、こいつは英語教師の森若信二(もりわかしんじ)で俺のクラスの担任だ。 「さーせんした」 面倒だから適当に返事をしておく。 ―――キーンコーンカーンコーン 「以上で授業は終わり、次までにプリントを終わらせておくこと。いいな?」 はあ、やっと退屈な授業が終わった。もともと俺は頭が良い。テストでも毎回一位を取っているし、授業がなくても点数は取れる。 授業が終わると、二人組の雰囲気のよく似た男女が近づいてきた。 「おい、九十九また怒られたのか。お前もつくづく懲りないやつだな。」 こいつは山岸真一(やまぎししんいち)、俺の親友である。授業終わりにはいつも話しかけてくる。 ついでに言うならば、こいつは空気が読めないくせにパリピだ。 俺なんか空気読みすぎて逆に空気になりかけているのに。 「いいじゃん、別に、お前だってやってるしな」 「おい言うなよ。先公に聞かれたらどーすんだ。」 「えっ、まじ、兄貴もやってんのか、ゲーム。」 こいつは、山岸綾乃(やまぎしあやの)が兄貴と言っていることから分かるよ うに真一の妹だ。 なぜかは不明だが、山岸兄妹は、入学式から絡んでくる。 綾乃に至っては、容姿端麗、品行方正、頭脳明晰という三拍子がそろっている女だ。学校では三大女神と呼ばれている一人に含まれている。 ほんとになんで絡んでくるんだ 小学校も中学校もちげーのに。
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