第三章 電脳世界の戦い

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凶子が 不可思議なエナジーを感じる 位置へと急行すれば その空間には まさかと言う物が存在していました 六角形の星 六亡星とでも言おうか? その一角 一角に 女性が椅子に座って眠らされています その椅子が 五つあり もう一つは 誰も座っていない椅子が。 さらに その星の中心にも 玉座とも言えそうなきらびやかな椅子がありました さて それを一目見ては 天眸 凶子 あまりの禍々しさに 背筋に寒風を感じるほど 嫌な気分に 「おいおい こいつぁ 魔法陣 いや 本来の意味での魔法円かぁ? っつうことぁ この電脳世界にこいつを構築したやつは 悪魔を召喚するつもりだっちゅうのかぁ 馬鹿げていやがる」と 一人呟き 椅子のひとつに近づこうとした時でした 魔法陣を守護するように 立ちはだかった物が。。。。。。 黒い法衣を纏い その上にはこれも真の闇を連想させるマントを羽織った長身やせ形の紳士 真っ白な顔色に銀髪 爬虫類を思わせる冷えた目付き そうです 写真で見た 邑上 浄真教授でした 「これはこれは 妙な女子高生がおりますね あなたをこの魔法円に招いたつもりはありませんが」 女子高生? そうでした 凶子モードの時は 戦闘服である 霊気を纏った真っ白なセーラー服を着用しているため 凶子をはじめて見た教授には 女子高生として認識されたようです 「いいえ 私も あなたのゼミへと編入した 天眸と言う物です まあ 実際は飛び級ですから女子高生でよいのですが」と説明しつつ 間合いを取る凶子 邑上教授は それを聞いては「ほぉお そうかぁ今度新しく編入者が来ると言ってたのが君かぁ まあよい 君も我が法術のプロジェクトに参加でよいのじゃな?」 と不可解な言葉を告げる邑上教授の真意は?
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