第三章 電脳世界の戦い

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邑上教授どこかから 小さな杖を取り出すや  「あの学生がラストの椅子へ座るものだ 招いてやりなさい」と言いながら その杖をくるりと回せば なんと不思議だが 誰も座っていない椅子から 無数の真っ黒な手が 伸びて来て 私を掴んで 椅子へと引っ張っていきます これには 少々 気分を害された 天眸 凶子 いきなり 背中に背負っていた 神刀を抜いては 二本三本っと バサリバサリっと 切り捨てました すると それを見た 邑上教授が 首を傾げて「珍しいの 神刀を扱えるとは なかなか霊力のある娘だな ならば やれー?」と再び 杖を振るうと おお。 なんだこれは 学生たちが座っている椅子からも 無数にあの忌まわしい黒手が ヒューヒューっと 凶子目掛けて 殺到してきました 「ああ鬱陶しいなぁ この数は 」と言った凶子 次なる手は?
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