第二章 聖光(せいこう)大学にて

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第二章 聖光(せいこう)大学にて

天眸 杏子 女子大生として  都内 北紅寿駅にある 聖光大学へと 通学バスにて 乗り込んだ 私は 唖然としちゃいました  都内のキャンパスにしては かなりの広大な広さを持ってるし キャンパス内に バス停やら タクシー乗り場やら はたまた 都電への連絡バスさえあるのには 今時の学生ライフって かなり 便利なんだなと思うも 回りの学生たちは 「ったくぅ もっと駅から近い所に作ってほしいよねえ」とか 「全く こんななんにも遊び場ない所じゃ 空き時間とか潰せないじゃん」とか言ってましたねえ なんて バスのなかで聞いたのだが さて 聖光大学へと入って来たわけだが 聴講生ってのが どれだけ 研究室などへ入って行けるんか さっぱりわかってないが ちょうど 西洋民俗学科の ゼミ公開講義とあるのに まずは出席してみるも これは 見当違い 一般の人が聞く講義だったんだが そこで ある一人の学生と知り合いになり これで 邑上ゼミへと入れることになりました 実は 私は一般の聴講生とは違い 敬光大学の民俗学部大学院生として ここの 邑上ゼミへ編入となっていたようで。。。。おいおい  神務丁 その辺きっちり 私に告げとけよぉ と思いつつ その一般の講義を聞いていて知り合った男子大学院生 比嘉 登(ひが のぼる)君から ちょうど 敬光大学の院生が来るってことが彼に伝わっていたので そのまま 邑上ゼミへと向かうこととなりました 「比嘉さんは 西洋民俗学では何を専攻されてるのですか?」 「ああ 自分は 邑上教授と同じく 魔法円と悪魔召喚についてですね 最近 教授が イギリスより持ち帰った 書物になかなか 本格的な召喚術が書かれていて 今 教授は どこかへ飛んで行ってますよ(笑) そう言う 天眸さんは?」 「私は 結界についての基礎知識ですかね 西洋だけに関わらず 東洋も我が国日本もなんで なかなか進みません」とか 適当に話を合わせているうちに 邑上ゼミ室へと到着しました
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