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ませぬ、
それがしが屋敷を守りますと言うので、すまんなと言って、根岸に馬で戻ったのです、みんなが出迎えたので部屋に入ると、大工が入っているので、何をつくるのじあと聞くと、お峰が、
どうせ、上屋敷には移られないだろうと、若狭屋が増築をしているので御座いますと言うので、そうかと言うと、腰元4人程増やしました、母上とお律殿付きに2人お春の方付きに1人、
わたし付きが1人に御座います、
次席家老様が役宅の分をここに回されたのですと言うので、その者達は了承しているのかと聞くと、ハイ、ここは気が楽だと喜んでおりますと言うので、そうかそれなら良いだろうと言っ、
たのです、母が現れて私はいらぬと申したのじあがと言うので、大勢いれば楽しく過ごせます、どうぞ気を使われますなと言うと、そうかえ、なら奉公してもらいましょう、裁縫、和歌、
料理等も教えて、
嫁入りできるようにしましょうと言ったのです、皆が集まったので気楽に過ごせよ、よい縁があれば心に留めておこうと言ったのです、おうめを呼び、お前が女中頭だ宜しく頼むぞと言っ、
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