Cocoon

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「まっ!前進したからいいか!」 するとすぐに携帯が鳴り確認すると澤田からの返信だ。 【こちらこそありがとう(*^^*) 園部君と少し仲良くできて良かった♪ また話そうね♪】 僕のテンションは、最高潮になった。 その隣で僕以上に幸せそうに声を上げる直樹。 「やったな!良二!!おめでとう!いやまだ早いか!!」 「やったよ!!直樹!俺頑張るよ!!」 喜んでいると、チャイムが鳴り始め 慌てて4階まで上がり教室に入る。 走ったのもあるが、この鼓動の高鳴りはきっと澤田のお陰だ。 本当に後で直樹にお昼ご飯奢らなきゃ。 それ位嬉しかった。 お昼になり、また直樹が僕を迎えにきて 食堂へ向かった。 今日の日替わり丼は親子丼で、昨日と同じ様に直樹は大盛を頼み席に座る。 「そういえば直樹は、好きな人とかいないの?」 その一言に、口に含んだ親子丼を吹き出した 「ゴホゴホ・・・」 「えー!?大丈夫か!?」 「お前な・・・。突然過ぎるわ!」 「あっ。そう言えば中学の時、一瞬だけ渡辺と付き合ってなかったけ??」 「ゴホッ・・・。」 再び直樹は、むせて水を一気飲みした。 「お前。本当容赦ないな」 「いや。そういえば付き合ってたなーって思い出して。でも仲いいよな」     
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