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「わぁ!?なっちゃん大胆…。」
『だって、あんまりわたしの彼女が可愛いから…。』
「もう…。(照)」
華澄さん顔真っ赤です。
『そんななっちゃんじゃダメ?』
「えっ?」
『そんなわたしじゃ、ダメですか?』
華澄ちゃんの右頬に手を充て、真っ直ぐその瞳を見つめた。
「ダメじゃない…。そんななっちゃんが…いいです。(照)」
『よかった。』
華澄ちゃんが、頬に充てた手に自分の手を重ねた。
「なっちゃん大好き。」
『わたしも…。わたしも大好き。』
「キス…して。」
『うん…。』
立ち上がり、華澄ちゃんの手を引いてバス停の奥の死角へ。
『ずっと一緒にいようね。』
「うん。」
『好きだよ、華澄。』
「なっちゃん、好き。」
二人、そっと唇を重ねた。
華澄ちゃんは首に、わたしは腰に手を回し、二人は優しいキスを繰り返した。
“またここから始まるんだね。
大好きだよ、華澄。”
『わたしの彼女』 おわり
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