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翌日、圭佑は学校に行きたくない気持ちを必死に抑え込みながら学校へと行った。何より、彰人が気掛かりだったのもあるし、昨日彰人を見捨てるように帰った事に気が咎めていた。いつものように旧校舎の裏で彰人と過ごせれば、この胸に溜まったもやもやも消える筈だ。
しかし、圭佑の思いとは裏腹に休み時間の旧校舎裏には彰人は現れなかった。昼休みも田村達に見つからないように細心の注意を払いながら旧校舎裏まで辿り着いたにも関わらず、彰人の姿は見えない。次は体育の授業なので早めに教室に帰らなければいけない。圭佑は後ろ髪を引かれる思いで教室に帰った。
教室まで帰る途中、田村達に遭遇したが運良く先生が通りかかり"早く着替えてグランドに出ろよ"っと声をかけられたので田村達は小さな舌打ちと共に圭佑の隣を通り過ぎるだけだった。
体操服に身を包み、グランドへと出れば男子はサッカー、女子はソフトボール。男女で分かれての授業だった。圭佑はスポーツが得意ではなく、サッカーの試合が始まればコートの隅で参加しているように見せる為、ボールが転がる方へと小走りに移動する。
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