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リウォルの発言に笑いが堪え切れないレオン。「そうだな、確かに古代語だな」と笑いながら呟いている。何か変な事を言っただろうか、と考えてみるが思い当たる節は無い。
「え~。酷いですよ~、レオンさん!」
何故体をくねらせて言うのか。本人も気持ちが悪いと思いやっている事であるが、多分本人が思っているよりも気持ちが悪いので、止めていただきたいのだが、何度言っても流されてしまうので、言うだけ無駄であろう。
そんなロゥウェイを極力見ないように遠くを見ながら、レオンは気になっていた事を訊く。
「ところで、トーマはどうした?」
トーマ、という名前は先程レオンからロゥウェイの相棒として聞いた名前だ。それ以外の情報を得ていないのでどんな人物かは分からないが、ロゥウェイの授業を受けている時にも姿を見なかった。
リウォルが散漫とした思考している時、ロゥウェイの顔は大変な事になっていた。
「聞きますか?聞いちゃいますか?それ」
そう言いながら、いそいそと何かを取り出すロゥウェイ。何処に入れていたのか、何も無いところから出したように見えると思った二人であったが、謎の圧力によって黙らざるを得なかった。
「そういうわけで、この紙芝居を見てくれますか?」
「突然の紙芝居」
何故か、突然の紙芝居。
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