第一話「鬼の居ぬ間に何とやら」

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「間違い無いですね」  敢えて名前を呼ばずにキメ顔のまま力強く頷いた。 「信用ありませんね」  こんなに信用が無い人も珍しいのではないだろうか。 「こればかりは日頃の行いが悪いな」  極めつけはレオンこのセリフである。普段からとんでもない人物なのではという疑念が強まった。「うわぁ…」と小さく悲鳴を上げても特に何も言われなかった事から、恐らく正解の反応なのだろう。 「当然私はこうなります」  はい、ドンと最後の紙芝居が現れた。
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