第4話 警告

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 シャルロットが強化タロススーツの下着から、私服のジーンズとシャツに着替えて更衣室から出ると、白いワンピース姿のオリヴィエが出入り口のソファーに座っていた。 「あれ? もう帰ったんじゃないの」 「ニルスに叱られてるんじゃないかと思って」  図星と言わんばかりにシャルロットが舌打ちすると、オリヴィエがふふふっと笑った。 「そういう時はね、思いっきり弾けちゃうのがいいわよ。とことん付き合ってあげるから行きたいところに連れて行ってあげる」  しゃらりと見せる孤児情報の詰まった左手のブレスレットから、スカイカーの免許が浮かんで見えた。
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