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スコープグラスのポインターが反応した。西側、丁度日が沈む方向に『感染者』の集団が居る。
――ちょっと待って、スタンガン銃の電力が少ない――
「はぁ? 今更?」
クロディーのいきなりの失態にため息が出る。
――仕方がないわね、ニコールの分の予備貸してもらいなさい――
「交換はニコールがした方がいいわよ、時間が迫ってるし」
仲間のフォローはし合う物、一応は。
一緒に組まされなくて良かったと、シャルロットは内心ほっとしていた。足を引っ張られるのは面倒だ。
――『感染者』の集団が迫ってきているわ、クロディーはニコールにやってもらって。現地到着まで、後3分――
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