第2話 VR思想管理対策本部

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「どうもこうも、緊張しっぱなし、早く任務が終わらないかなって、そればっかり考えてた。後、今日は暑すぎ、強化タロススーツに冷房機能も付けてほしい」  シャルロットが苦笑しながら答える。  その言葉通り、当局に入って2年目のシャルロットが、初めて任された小隊のリーダーの任務だった。その為、相手を予め下調べした上で、比較的楽に仕留められる人物に絞られていた。 「段取りは上々だったわよ。でも、ちょっとスタンガン銃の指示までは余計だったかな? もう少し仲間を信じなきゃね」  ニコールは先輩らしく、褒める面と締める面を使い分けた。
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