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2話 キラキラ猫とお別れ
猫とピンクのウサギは
湖のほとりでおしゃべりをいていた
猫はキラキラを見せ興奮しながら
キラキラの美しさを説明していた
ピンクのウサギは
嬉しそうに話す猫を見て
「凄いねー!良かったね!」
ピンクのウサギは猫と同じくらい
興奮して嬉しがっていた
そんな時、遠くから
「ご飯出来たわよー」
すると猫が
「はーいママ」
ピンクのウサギの表情が曇った
「ウサギさん今日は本当にありがとう、明日も遊ぼうね」
そう言って
声がしたほうに走り去ってしまった
「あの子はひとりぼっちではないのね…よかった…」
星を見ながら
「やっぱり私はひとりぼっち…やだ!やだ!やだ!」
真っ黒な空に向かって大声で叫びました
やっぱり声は飛んでったきりです
ひとりぼっちのピンクのウサギはまた
真っ白さんを作り、真っ白さんの横で
「真っ白さんがお話してくれたらなー」
真っ白さんの目と決められた場所は
前にある山を見つめているように
見えました
「あそこに行けば淋しくないかな…」
ピンクのウサギは山の方へ跳ねだしました
真っ白さんは
いつまでもその姿を見ているようでした
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