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不思議な影
不思議な影
影ちゃんといつでも会えるようになった
ピンクのウサギはご機嫌だった
お昼は太陽の元気な影ちゃん
夜は月明かりのやさしい影ちゃん
「うふふふ いつも一緒」
笑いなが影を見ていたら
何だか眠くなってきました
「ふわぁーねんねこしゅ…」
パタンとピンクのウサギは寝てしまいました
すると黒い影が揺れだしたのです
「俺は誰だ?」
ムクムクムク影が盛り上がって
そのまま人の形になりました
隣で寝ているピンクのウサギを見ながら
「俺は闇から切り離された?俺は彼女の影?俺は何故存在している?」
その声に反応したのかピンクのウサギが
「むにゃむにゃ だーれ?」
目をこすりながら起きて来ようとした
影は慌てて近くにあった毛布をかけた
「あーフカフカで暖かい むにゃむにゃ」
寝ぼけたピンクのウサギはまた本格的に眠りについた
影はなんとなく自分の存在を理解した
そしてまたピンクのウサギの影に戻った
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