第2章 三島という刑事

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第2章 三島という刑事

教室に入ると朝から何やら数名が、ひそひそと話し込んでいた。 「とうしたの?」 相良 美由紀は、その中の一人に声を掛けた。 「あら、美由紀おはよう。順子の事知ってる?」 「順子がどうかしたの?」 「何でも昨日の晩、公園で強姦に襲われたんですって」 「ええっ!」 「病院に運ばれて、今入院してるらしいよ」 美由紀と順子は、小学校からの付き合いだ。 家も近所という事で、昔はよく順子の家で遊んだものだ。 昨日も学園祭の準備で、あんなに楽しそうだったのに…
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