夜の修羅を駆ける少女は昼間は地味っ娘

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「面ありぃー!望月の勝ちぃ!」 その勝負はまさに一瞬の出来事であった。勝負が始まった、その瞬間・・・その刹那で柚花は剣道部の主将を倒したのだ。 「望月さん強ェ!」 「望月さんカッコいい!」 「柚花ちゃん結婚して!」 流石に剣道部の主将を倒したら周りが騒ぎ出す。それは仕方ない事だ。 本来、こういう面倒な事を隠すために運動関係は手を抜いていたのだが、竹刀を持つとつい本気を出してしまう。武器を持つと手を抜くことが出来ないのが巨悪と戦う人間の性なのでだろう。 こうやって授業で活躍すると周りが「どこでそんな実力つけたの?」とか色々聞いてくるが、私は昔やっていただけ・・・と言って周囲を納得させている。 こうして下校時刻になっていく。
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