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「はい、隙アリぃー!」
敵が少女に動揺と興奮している隙に刀でバッサリと首を切り落とす。
その行動の速さはくノ一だけあって滅茶苦茶速い。
周りにいた雑魚をアッサリと殺して残るのはどっかの大企業の会長と、どっかの政治家だけである。
「小娘ェ!わしらにこんなことしてただで済むと思ってんのかぁ!!」
どっかの大企業のおっさんはデカい声で怒鳴り散らす。
女の子は怒鳴ればビビって怯むとでも勘違いしているようである。
「言っとくけどなぁ!ワシらにはバックに柿田組が付いてんのよぉ!!ヤクザの力ァ使えば貴様らみたいな殺し屋なんてすぐに海の藻屑よぉ!!」
(あァ・・・聞き慣れたセリフが鬱陶しいなぁ)
少女が黙って何も言い返さないと見るとおっさん達は口だけは一丁前に威勢が良くなる。
しかし、この小物臭いセリフには嫌気が差してきたので少女は殺気を飛ばす。
「アンタら立場分かっているの?これから死に行く者の癖にギャーギャー喚きすぎ。」
この少女が発する殺気に怯んだおっさん達はビクついた。
少女の殺気からとてつもない何かを感じたからである。
「ヤクザとかさ、私にはとってはただの雑魚なの。だって私は現代に生きるくノ一だから。故に、くノ一は誰にも負けない。故に、この力を悪党殺しに使っている。」
少女は刀をおっさんの首に近付ける。
「ひ、ひぃーー!お助けェ!!ゆるちてぇーー!」
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