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・・・・・・・・・
「あ、ごめん、着替えてる途中だっだよね。なんか、懐かしくてじゃれちゃった」
パッと榛から解放される。
ホッ
何なんだよ~、ったく。
ドッドッドッドッドッドッ
榛が離れてからも、心臓はうるさいくらいに体中を揺らし続けていた。
その日の部活帰り、榛から相談があると言われ俺は部室で、後片付けをする榛を待っていた。
「おつかれっす!すいません、鍵お願いします!」
「ああ、気をつけて帰れよ」
1年が着替えを終えて帰り、部室は再び榛と俺、二人だけの空間になる。
さっきの事があるから、なんか、異常に緊張するな・・・
「で、なんだよ?相談て」
「・・・うん、なんか、俺最近変なんだ」
深刻な顔で俯きながら、榛が話し出す。
「スランプってわけじゃなさそうだけど、何?バスケ、嫌になったとか?」
「・・・バスケは、楽しいよ。先輩達も期待してくれてるし、ゲームにも毎回使ってくれる」
「じゃあ、何だよ?」
「・・・俺・・・あきを見てると、なんか苦しくなって・・・」
椅子に座っていた榛が立ち上がり、壁に寄りかかって立っていた俺の方へと歩み寄る。
「!」
え?・・・これって、キス・・・?
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