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・・・来る。今日も来る。
ストレッチなんだかセクハラなんだかよくわからない榛との10分間が・・・
「先輩、今日は足もたついてたんで、足中心に伸ばしましょーか」
「・・・そーだな」
誰が足もたついてたんだよ!てきとーな事言うな!・・・って言えたらいいのにな、しくしく。
「じゃ、仰向けに寝て、片足上げて膝曲げてください」
榛に言われた通りの、体勢をとる。
「膝、押しますね」
「おう」
曲げた膝の上から榛が手でぐぐっと押してくる。
・・・なんだ、今日はくっついてこねーのか。
違う違う。別にがっかりとかしてねーし!
あー、よかった!今日は平和に終われそうだ!
「もうちょい、力入れた方がいいですか?」
「そだな。入れて」
そう答えた途端、曲げた片足に榛が体を乗っけてくる。
「痛たたた!痛いって!重い!」
「いつも後ろからで顔見えなかったし、これならあきの顔、見えるわ」
榛が正面から覆いかぶさった形になって、顔が近くなる。
ちょ、ちょっと待て。これ、なんか、体勢が床ドンってやつなんじゃ・・・
「はは、あきの事見下ろすこの眺め、すげーいいな」
「おまっ!マジ何言って、痛い痛い痛い!」
榛が俺の足にのせた体で、ぐっぐっと押して来て、背中が床に擦れて痛い。
「ちょ、榛、足より背中痛いんだって!」
「やっぱ、床の上は嫌?ベッドがいい?」
「・・・は?」
何言ってんだ、こいつ・・・
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