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「これってさぁ、セックスしてるみたいに見えない?」
「・・・え?」
そう言われてみれば・・・
榛が上に乗っかってて動く度に、俺も同じリズムで揺らされてて・・・
気づいた瞬間に、顔がめちゃくちゃ熱くなって、耳まで真っ赤になるのが、自分でもわかった。
「あき、顔真っ赤じゃん、かーわいい。でも・・・」
「い、い、痛っ、痛いって、痛!」
榛が更に体重をかけて早く動く。
「あきが、入れてって言ったんだろ?ほんとに入れてもいーんだけどな、俺は」
「ちがっ、入れて、欲しい、のは、力をって、意味でっ、痛い、マジで!」
自分の足が腹を圧迫して、声が途切れ途切れになる。
「なに、それ。喘いでるみたいで、めっちゃエロいんですけど」
ああ・・・やっぱり普通で終われないのか、今日も・・・
キャプテン、早く交代のホイッスルを~!
ピーーーーーッ
「はい、交代ー!」
ホッ。やっとで開放される・・・
「次はあきが上で俺が下だから、騎乗位バージョンだな。楽しみだな~!激しくしてくれていいですよ、センパイ!」
「まじか・・・」
「みんなに見られながらあんあん言ってくださいね、センパイ!」
「言うか!」
なんでこんなイキイキしてんだよ、こいつ・・・
そしてなんでこんなドキドキしちゃうんだよ、俺!
今日も、部活終了間際になって、大きく体力と気力を削られる俺だった。
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