なつの日

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 場所も遠く、気づかないのは当たり前だ。 久々に見る晴彦は、俺の記憶の晴彦のように見えるし、 全く知らない人間にも見える。 多分、半分知ってて半分知らない。 周りがひとしきり食べたいものを食べ盛り上がりも一段落したところで、 幹事らしき3年の先輩が 「2次会行くぞ」 と叫び、会費の回収をするため再びざわつきだした。 晴彦たちの団体もお開きになりつつあり、トイレに行くのか晴彦が席を立つのが見えた。俺もすかさず立ち上がり、用意しておいた3,000円を先輩に託し後を追った。
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