24人が本棚に入れています
本棚に追加
/112ページ
現在の夢湯治は、源治を中心に運営されていたが、それはあくまでも清隆の経営を続けているに過ぎず、特に目新しい改革的なものは全くなかった。
『今までの客を大切にする』
これは温泉場ではとても大切なことだ。
毎日来ていただく地元の方々を第一に考える。
これにより夢湯治は今まで生き残り、今でも根強い人気を博している。
そこを皮切りに、口コミが広がって、更なる顧客確保に繋がっていた。
加えて、町全体が温泉地を観光資源として謳ったことが、夢湯治の顧客確保にも大きな影響を与えた。
そのおかげもあって、県外からもちょっと知られる温泉場として認識されるようになった。
最初のコメントを投稿しよう!