《続きはこんな感じです》

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それから、母さんも交えしばらく居間で過ごした。 さっき会ったばかりだというのに面白いくらい打ち解けていたので、正直ほっとしている。 それにしても、どうして自分は真唯子を実家に呼ぼうと思ったのか。 大晦日の夜、気づいたら誘っていた。 真唯子も真唯子で、躊躇いもなく行くと返事をしたので、こうなったのだけど。 まあ、こうして真唯子の笑顔を見ていると、誘って良かったのだと悟る。 理由なんてものは後からわかるもので、何かする前に理由など必要のないことなのかもしれない。 夕飯の準備をしようかと母さんとばあちゃんが話し始めたので、真唯子にゆっくりしてろと声をかけた。 「なんか手伝うか」と立ち上がると、足音が響いた。 「顕人ー!!」と先ほどのじいさん再来かのように兄貴が勢いよく扉を開けて現れた。 やばい、来ると身構えるには遅く、兄貴に思いっきり抱きしめられた。
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