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ー先生の部屋ー
先生
「ここでの生活の話は大体これくらいだね。分からなくなったら、君の部屋にあるメモ用紙で確認が出来るから」
先生
「ここなら、君をどうという人もいない。少しだけ約束事があるけど、安心して暮らせるはずだ」
アレン
「…………はい」
先生
「それから……」
【手帳を差し出す】
先生
「はい、どうぞ」
アレン
「……?」
【手帳を受け取る】
アレン
「これは?」
先生
「君 専用の手帳だよ。好きな時でいい。嫌なことでも、楽しいことでも、何か感じたらその手帳に書いて僕に渡してくれないか?」
アレン
「文章でなくても?」
先生
「はは、絵だけ書いて渡す子もいるから、それでも構わないさ」
先生
「さてと……。夕食にはまだ時間もあるし、他の子に挨拶をしてくるといい」
アレン
「……どこにいるんですか?」
先生
「ここから出て、左に真っ直ぐ行くと 君たちの部屋があるから、そこにいるよ」
先生
「皆いい子だ。すぐにはいかないかもしれないが、仲良くなれるはずだよ」
先生
「……あ、僕のことを言ってなかったね」
先生
「"先生"と呼んでくれたらいいよ」
先生
「これからよろしくね、アレンくん」
アレン
「……はい、よろしくお願いします。…………先生……」
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アレンが施設に来た日なので、
ここではアレンは少し無感情に。
先生はとにかく優しく……。
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