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赤い箱のその後
赤い箱はこの時期に珍しい男の人の手に渡った。
綺麗に包装された赤い箱とその隣には小さな黒い箱と一緒だ
2月14日
ドキドキしている男の人の緊張が伝わる
─────────
逆チョコをしようと提案してきた彼女に
2つの贈り物をしようと思ったのは
『バレンタインの日にプロポーズをしよう』
と決めたからだった
いつもより少し良い店を予約し
彼女に可愛い格好がみたいな…?的なことを伝え
当日に備えて可愛らしいチョコレートと
指輪を買いに走った
彼女に似合うものを探し回って
ひとつだけ見つけた
彼女とデートに行く当日
俺は身なりを整えた
彼女と待ち合わせ場所に緊張して30分前に着いてしまった
彼女が着くのをソワソワと待つ
心臓の音が聞かれてないか、
忘れ物がないかなんて確認をしていた…
「ごめんね?まった?」
彼女の声がしたために紙袋を後ろに隠した
彼女は今日も可愛い、なんて思う
お店の予約時間まで少し街を歩く
彼女と手を繋いでいると
楽しみにしてるのが丸わかりで可愛い
彼女も何か持っているようなので
後で交換になるかもしれない。
これからも隣にいてくれるだろうか…なんて考えながら
店の方向に足を向ける
さて、彼女は喜んでくれるだろうか…?
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