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初めての喧嘩
隆弘さんはいつもお金のことは任せてくれてたけど、捨て忘れてた請求書が見つかり、朝、仕事に行く前に問いただされた。
「何をしたらこんな金額になんねん。誰と電話してるんや」
「ごめん…メル友…」
「は?メル友?男か!」
「男じゃないよ!」
「ほななんでこんなに金かけなあかんほど話さんとあかんねん!」
私な不満をぶちまけた。
抱いてくれないこと
キスもしてくれなければ会話もない。
一緒に寝てるのに触れてもくれないし背中向けて寝てるしどんなに頑張って料理したってなんの反応もない。
愛されてると思えなくて寂しくて誰かと話したかったと…
隆弘さんは目が赤くなってた。
涙は流してないけど、いつもかけてる眼鏡がうっすら曇ってた。
「俺は…お前が好きやし愛してる…でもお前が望むような態度は取れん。俺の気持ちが伝わってなかったんやな…」
そう言って隆弘さんは仕事に行ってしまった。
今日は夜勤がある日。
帰ってくるのは明日の夜。
今日の朝から明日の夜までこのまま私は過ごさなければ行けない。
隆弘さんは仕事に行けば話し相手もやることもあるからいい。
私はこの時間が地獄に感じた。
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