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山崎さんが見たら、怒るかもね。せっかく歴史を変えられたんだから、余計な小細工すんなって。
でも、許してくれるとも思う。あたしの気持ち、わかってくれると思う。
あの最後の五日間は、あたしだけの、総司さんとの時間だった。
今でも、そう思ってる。
だからこれからも、ああいう質問をされたらあたしの答えは同じなんだ。
琉菜は画像フォルダを遡った。出てきたのは、沖田や近藤、土方らと一緒に撮った写真である。
あたしは絶対に忘れないよ。
あたしはずっとずっと一緒だよ。
――琉菜。
琉菜ははっとした。
名を呼ばれたような、そんな気がした。
気のせい、だよね。
琉菜は立ち上がって、スマホをバッグにしまった。
「また来ますね」
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