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そして、タイトルの由来についてお話しましょうかね。
まず「青嵐」は、私の大好きな新選組漫画「風光る」が季語からタイトルを取ったという話だったので、「私も季語から取りたい!」と思って何か新選組を表すのにぴったりな季語はないかと探した末見つけたのが「青嵐」です。夏の、葉が青々した時期に吹く強い風のことだそうです。
新選組のイメージは、まさに風のように吹き抜けた集団、そして有名のあの羽織の青っぽい感じ!(本当はうっすいブルーグリーンといったところですが)ぴったりじゃん!ということで決定。
で、「誠の未来へ」はちょっとクサいかなあと思いつつも追加でつけました。1章~3章を通して描きたかったのが、新選組や他の幕末志士たち(いうても坂本龍馬くらいしかちゃんと出せませんでしたが)が、みんな未来の日本のために戦ってたんだよ、っていうところ。後半は登場人物の退場が連続してそのたびに皆が同じ質問をしていくというシナリオだったので若干しつこい感は否めなかったかな……とも思いましたが、カットしたくもなかったのでそのまま進めていきました。
地味に困った(?)のは連載中に元号が変わってしまったこと。連載始めた2018年の5月というのは、「来年の4月から元号が変わるぞ」と言われてはいたし、なんとなく「平成最後の」がいろいろ出始めた時期ではありましたが、そこをあんまり深く考えずに
2018年4月 琉菜高校入学
2020年夏 二度目のタイムスリップ
2022年3月 琉菜高校卒業
っていう時系列にしちゃったので、途中で令和になるんですねー。でも結構地の文とか琉菜の独白で「平成に帰る」とか「平成では」とか使ってますねー。どうしましょ。2章の最終話タイトルなんて「脱走、そして平成へ」ですよ。山崎さんのことなんか「平成から来た男」とか言っちゃってるし……この辺だけでも「令和」に修正しようか迷いますが、なんか、文字数のバランスがよろしくない……(笑)
改稿といえば、最初の方は小説の書き方ってものに全然沿ってなかったので、算用数字と漢数字がバラバラだったり、・と…の使い方もぐちゃぐちゃだったり、何よりかなり後になって「こんな書き出しはNG」っていう記事?に「いきなり年月日から始めるのはNG」っていう記載を見て、「やっちまった!」ってなったりしたので、特に1章なんかは修正したいなーという気持ちもありますが……。
平成→令和の件含め、たぶんいじりません……後ろは振り返らない!と言えば聞こえはいいですが、他の作品を進めていきたいというのもあるので……これはこれで自分の成長がわかっていいかな、みたいな笑
さて、せっかく最後まで読んでくださった皆様に感謝を込めて、スター特典をご用意しました。時系列としては39話(400ページ~)と40話(413ページ)の間にあたるお話です。沖田さんの視点で、ほっこり&切ない二人の日常を描きます。
最初は沖田さんが元気だった時の話にしようかと思ったんですが、それはまたいずれ。
ちなみに。「青嵐~」の物語は条件が整えば誰でもタイムスリップできる仕様になっています。なので、京都に行ったらぜひ「時の祠」を探してみてください。私も行く度探してます(笑)
そういうことなので、今後また「時の祠」からタイムスリップする人の物語が書けるわけなんですねえ。とは言え私の得意分野というか書きやすさ的には明治以降しかないんですけど(笑)いつかそのうち……なんて思ってます。
そんなこんなで。あとがきは以上になります。
ここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。
読み終わった感想などをぜひいただけると飛び上がって喜びます。よろしくお願いいたします!
そして、宣伝ですが、もうひとつの新選組長編小説「浅葱色の桜」も超絶亀更新の予定ですが連載中です!
今後とも、私の活動を見守っていただければ幸いです。
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