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俺の言葉を聞くと、 ユウさんはたちまち笑顔になった。 「これはね、シャンディガフっていうの! 麦酒をジンジャーエールで割ったお酒でね、 私が一番最初にこのお店で覚えたお酒でね、 お酒を好きになるキッカケになってくれたお酒なの! ...って、あ、お兄さんの名前まだ聞いてなかった!」 酒の名前を教えられ、続けざまに名前を聞かれる。 「ナツキっていいます」 「へぇ!漢字どうかくの?」 と、ペーパーコースターとボールペンを渡される。 それに、丁寧に〈南月〉と書いた。
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