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見ると、俺の名前の横に並べて 〈優子〉と書かれていた。 「あれ?ユウさんじゃないんですか??」 「自分の名前古臭くてさ、昔から嫌いなの。 だから店長に頼んで、名札はユウにしてもらったんだ。」 「え?全然そんなことないのに。 優しい子って、そのまんまじゃないですか! 酒教えてくれるし、こんな忙しそうなのに ポツーンてしてる俺に話しかけてくれるし。」 「...そんな名前の褒められ方したの初めてだ。」 二人でクスクスと笑い合った。
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