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ーーー ついに日付も跨ぎ、 疲れきった俺は、ダーツの輪からそっと抜け 唯一空いていたバーカウンターの端に腰を下ろした。 「お兄さんお酒強いんですね」 綺麗な茶髪を後ろの方で一つに結んだバーテンダーが 俺の存在に気付き、声をかけてきた。 酒を出す店で働いているにしては かなり薄化粧。 そのせいか、より一層、 生まれ持った造りの良さが際立って見えた。
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