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いかに酒というものが良い物なのかというのを、 マシンガンの様に話している途中。 あっ!と閃いた様な顔をしたユウさんは 「お兄さんでも大丈夫かもしれないお酒が一つありますよ!」 と、キラキラした目で見つめてきた。 半分疑いつつも、そんなに勧めるならば、と、それを注文すると ユウさんは、コクンとうなずき、 手際よくカウンター下で作業を始めた。 手元が気になったが、見えないので ユウさんの横顔を見つめることにした。 綺麗な横顔に、銀色の小さなリングのピアスが とてもよく似合っている。
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