新しいボーイフレンド候補

笑う娘

アランが真っ青の瞳を見開いてケイトに言った。

「君って信用していいのかな？」
「えっ？私、信用できない？朝ごはんも作ってるのに。」
「僕ね、実は、女の子よく知らないんだよ。男はわかるけど、女の子はどんな子が信用できるのかわからない。」
「アラン、あなたは本当にイルミナのアランなの？本当にうけるわ。」
彼女はまた笑った。

アランが言った。
「なーんて嘘、、、、てか？　僕ね、実は君が気に入ったんだけど、朝ごはんうまかったから、　ねえ、この後二人で楽しまない？」
彼女は笑いころげた。

「ケイト、僕ってそんなにおかしいかな？自信無くすよ。」
ケイトはやっと笑いを押し殺して言った。

「アラン、あなたは最初から衝撃的よ。昨日通りを歩いていたら、ファンに追っかけられていて、逃げ回ってたし、家に来たら熱を出すし、夜中に突然起きて吐くし、そんな普通の朝ごはんに何回もありがとういう。そしておなかがいっぱいになれば、突然セックスしたいというし。本当に忙しい人ね。クレージーだわ。」

アランが言う。
「もしかして、僕、振られた？今？」
「いいえ、私もあなた興味があるわ。」
「あっ、先に聞いとく。君にボーイブレンドいるの？」
「いないわよ。作らない主義だから。」
「そうなの？じゃ、もし僕とうまく行っても、付き合わないってこと？」
「わからないわ。」

アランはケイトを見つめて言った。
「じゃ、僕ね、君の新しいボーフレンド候補、どう？」
「本当に、アラン、あなたってイルミナの時あんなにクールなのに、あんな泣ける歌うたうのに、なんでそんなにおかしいのかわからない。」
彼女はまた笑い転げた。

「僕は笑う娘が好きなのかな？君みたいに。でも、ねえ、これはらしばらく、笑うのは禁止だ。」
アランはケイトの顎を引いて、キスをした。

「アラン、言っとくね。私は愛にはトラウマがあって、人を愛せないかも。」
「そう、いいんだよ。みんなそうだよ。　ねえ、ちょっと静かにして。君はきれいだ。」

アランは、彼女の首筋からキスを浴びせ、優しく彼女のブロンドの柔らかい髪を愛撫した。