再開

3/4
前へ
/4ページ
次へ
「ここか、失礼します」 「おぉ来ましたか」 「今日からよろしくお願いします。梶誠也です」 「うんうん。こちらこそよろしくお願いします。こんな場所にあるもんだから人足りなくて助かります」 「はい、」 ここは山奥にある火葬場。近くの街までは車で3時間。コンビニは車で5時間。電車もバス通ってない。でも毎日毎日沢山のご遺体が運ばれてくる。こんなとこなのに。今は人手が足りないらしい。まぁ交通費もくれない時給も700円なんて誰も来ないだろうな。でも俺はここに辿り着いた。あの人に会うために。何年も探し続けて辿り着いた。
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加