再開

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再開

ある日のロッカールーム 「ねぇ行こうよー。そうお堅いこと言わないでさ」 「むーり。そーゆーとこほんと無理。1人で楽しんで来てよ」 「だって、私1人だと、なに?こいつ?1人?この歳で?痛ぇ。みたいな目でこう、こういう感じでジロジロ見られんだよ」 「もっと無理。絶対行かない」 「大丈夫だよ。ほら愛菜は可愛いから。男がすーぐ寄ってくるよ。それにただの情報交換会だし」 「合コンでしょ。行かないから。合コンばっか行って、はぁ変な人」 「朝から牛丼食べてる人に言われたきゃない」 「だって美味しいだもん」 「そういえば、今日からだよね。新人のバイト」 「そうそう大学生のね」 「よくこんなとこに働きに来るね。わぁ尊敬」 「辞める人はいるけどね」 「だねぇ」 「あはははは」 「あははは」 「それじゃ働きますか」 ロッカーの扉を勢いよく閉め。いつもの朝が始まった。
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