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170センチで普通体形。多分、顔は、悪くはないと思う。
「まぁ、そうでしょうね」
私もそんな予感はしていたから、分かる。
赤羽から十条は車でもそんなに、時間はかからなかった。いつも見慣れている病院。
目的の部屋では、舞さんが不貞腐れて寝ていた。
頭に包帯が巻かれている訳ではなかった。腕に巻かれている。
誰かに切り付けられた。しかし、誰に切り付けられたのかは、言わない。何故だろう。
「ご指名、ありがとう」
まるでホステスのような口調で、私は少女に問いかける。
「俺は外にいるよ」
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