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 野縄晴海が消えたのは、翌日の事だった。色々危ないと察知したのだろう。学校を無断欠席した。この情報を教えてくれたのは、三和さんだった。 「家にもいないんですって?」  警官全員に、旋律が走る。  そんな時だった。谷田部刑事が走って刑事課の部屋に入って来る。 「大変です! 三和さんの兄も行方不明です」  刑事課全員、そして応援要請された私も青ざめる。  誘拐か。  行方不明か……。  とりあえず、野縄晴海が出入りしていた店を、当たってみる事にした。  私と谷田部刑事は、池袋にある、カフェへ向かった。東口の大通りから、一本向こうの筋にある路地。
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