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遼ちゃんが机に向かってテストの採点しています。昔から、遼ちゃんは勉強しててもお邪魔をしなければあたしがお部屋にいる事を許してくれていた。
あたしは遼ちゃんのベッドに座ってタブレットで雑誌読んだり、SNS見たりしながら、遼ちゃんをチラチラ。普段はメガネかけないけど、こういう時だけ、かけるんだよね。
真剣な横顔。コーヒー、タバコ。採点しながらプリンターにスキャンして、入力して、と忙しい。たまに独り言みたいに呟いてみたり。
遼ちゃん、心の中で呼び掛けてしまう。
「よしっ、終わったっ！」
遼ちゃん、赤ペンのキャップを閉めてパソコンのページ閉じるとメガネを外して伸びをした。なんだかあたしも嬉しくなって、伸びー。
「お疲れ様、遼ちゃん。コーヒー入れ替えようか？」
「サンキュ、ひよ。でも、いい。もう沢山飲んだしな」
そいう言いながらあたしに優しく微笑んだ遼ちゃんの笑顔にキュン。
「ひよ、勉強は？」
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