プロローグ

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『ね?いーじゃん! 俺ら玉井さんと仲良くなりたいんだよね!』 『そうそう!こいつ玉井さん狙いだからさ~! 俺らと楽しいことしようよ!』 「……いえ、せっかくだけど大丈夫です……。」 美弥がそう言うと、先程までの男達の表情が一気に変わる。 『はぁ?俺ら玉井さんがひとりぼっちでかわいそーだと思って誘ってやってんだけど?』 『そーだよ! どーせ一緒にやる奴いねーんだろ?』 男達の言葉が突き刺さる。 美弥が一番言われたくなかった言葉だ。 〝ひとりぼっち〟 その現実が美弥に重くのしかかる。
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