プロローグ

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『美弥の事、好きなんだけどさ。 なんかさ……、見た目と中身違いすぎて…。』 ーーあぁ、またか。 あなたも、こうして私から離れていく。 美弥は彼の事が大好きで、ずっと一緒にいたいと思っていたので、飾らない自分を見せていた。 彼は、美弥の見た目と中身のギャップに耐えられなかったのだ。 とにかく外面からモテた美弥は、たくさんの告白を受けたが、どれも美弥の見た目に惹かれたというものばかりで、長くは続かなかった。 ーー内面からありのままの自分を好きになってほしい。 美弥は自身の生い立ちから、いつしかそう強く求めるようになっていった。
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