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「………知ってたならなおさらなんで……?」
「優、私は私がいじめられるより優がいじめられる方がもっと悲しいし、優がそれを黙っていじめられたり私を避けるのはもっと悲しいよ……だからもうしないで。これから私にも相談して」
「由香里……」
「それに、もう私も由香里もいじめられないから!」
「……どう言うこと?」
「それは明日になってからのお楽しみ!」
そう言って由香里は優にむかって笑いかけた。
次の日。
「あーあ、あいつら超ムカつく!次のターゲットはあいつに決まりだな」
「2倍返しでいじめてやろう」
「優はどう済んの?」
「脅しとく」
「いいねそれ」
そう話しながら朝、いじめっ子五人が教室に入っていった。
「「「「「おっはー」」」」」
と笑顔で入ってったが、一瞬でその笑顔は消え去った。
なぜならクラス全員が白い目でいじめっ子たちの方を睨んだりコソコソ話したりしてたからだ。
そしてみんなして携帯を見ていた。
どうも妙だ。
「な、なんだよこれ……」
「かせ!」
リーダーはすぐさま一人の子の携帯を取り上げて携帯を見た。
そこにはいじめっ子五人が優をいじめている写真があった。
「な、昨日消したはずじゃあ……」
「携帯を壊される前に、インスタや裏サイトなどの私が持ってる物全てにその写真を乗せておいたの」
ドアの方から声がすると思いその方向を向いたら優と由香里が立っていた。
「まあそのおかげで優を助けるのが少し遅れたけど証拠は残ってたってことですよ」
「お前……」
その時、担任の先生が来た。
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