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数日後
壮太は鈴たち家族のもとに帰ってきた。
壮太が かわや君であったことは鈴と壮太だけの秘密だった。
壮太は鈴と2人きりになるとこんなことを言った。
「結局・・ヒトの悩みをきいて、痛みに寄り添うなんて高度な事、今の技術のAIじゃできないから、結局は生身の人間でKAWAYA君モードが運営されてるんだなぁ。
鈴、トイレの彼氏じゃなくて、早くほんとの人間の彼氏つくれよ!」
「うるさい!」鈴のげんこつも壮太は嬉しそうだ。
「まあ、鈴に彼氏ができるまでは、俺が愚痴ぐらいきいてやるけどね。」
こんなことを言ってくれるお人好しな兄が鈴は大好きだ。
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