残された娘の思い

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日本のとある県で、男性の惨殺死体が発見され、犯人も捕まった、これで一件落着かと誰もが思っていた、だがネットでは「この殺人事件には裏がある」と呟く人が多かった。 大神 喜世姫(おおがみ きせき)は街中でナイフを持ち歩く女子高生を発見し、事が起こる前に説得した、話を聞くと、どうやらこの女子高生は惨殺死体となって見つかった男性の一人娘だった。 父の死を不審に思っていたその女子高生、何故なら父を殺した罪で逮捕された犯人は、実は父の親友でもある人物だったからだ、何故父を殺したのかを警察に聞こうとしても会わせてはくれなかった。 これに激昂した女子高生は、何としてでも犯人から話を聞こうと、自分の命を捨てる覚悟でナイフを持って警察署に向かっていた最中だった、だがキセキの説得で自分の間違いに気づき、謝罪した。 その晩、牢屋に籠る男性の前に、一人の女性が姿を現した、突然の事で我を失った男性は、事件の経緯を少しずつ話し始める。 「全ては自分の責任だ」 「自分は責められて当然だ」 大粒の涙をボロボロと流す男性に、彼女は 「貴方は悪くない」 と言う。 果たして、事件の真相は? 殺したのは本当に親友?それとも別の誰か? なぜ女子高生の父は殺されたのか? そして、発覚した真実を受けて、誰がどう動くのか?
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