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「瞬君、響ちゃ…お姉ちゃんの
この年末年始の予定わかるかな?」
昼飯食べながら
西村先輩は聞いてくる
さぁて困った
この人傷つけたくない
いよいよ....んー
俺がこの学校に入ってから
聞くんだよな…毎年毎年
実業団の試合でも合同稽古でも
姉貴に会えるだろうに…
同好会でだって....
「..乾先輩や部員の奴らの目が怖いンだよ
だから瞬君通じて....さ…なっ?」
不器用なんだから....西村さん
しいていえば大晦日と新年跨いだ
年越し稽古に出ることを俺は伝える
「…俺....その日さぁ
会社のグループの年越し稽古
なんだよな....」
またがっくりしてるし
あとはよく知りません
剣道部の人達とよく出かけてるし
なんて言って(長瀬さんは剣道部だから
間違いではないぞ)その場を切り抜ける
「瞬~それだけで足りんのか?」
夜の事を考えてキープしていた
俺に親切な同級生の田丸が聞く
「あぁ…平気」
「やっぱあれか?
関〇大会に出てる間に
彼女に振られたせいかい?」
「そんなんじゃねぇから
俺も夜用事があんの」
ぐいっとジュースを飲んだ
乾さんや姉さん、長瀬さんは
納会の総当り戦どうなったかな?
今まで興味無かったけど
今年は気になった
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