レジェンドと飯を食いに行く

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前も飯くいに行った時にも 何が合宿で....あったんですか? そう聞いてみた。 姉貴変わったの夏からだから、 当時高三の乾さん…その場にいたから。 あの時姉貴は小五で、引きこもり気味だったり、荒れたり…起伏激しくて。 中学から、高校となる間にいつの間にか元の姉貴に戻っていた。 聞くと乾さんは渋い顔をする。 そして話を自然に逸らすように感じた。 俺からみて長瀬さんは? とか 姉さんと長瀬さんは仲いいか? 大丈夫なのか? なんて.... 俺はなんでそんな事聞くのかな? なんて思いつつも.... あっ!二人とも会社の人だし 姉貴、長瀬さんと一時、遠距離恋愛になってしまった時 「黒のカッコイイ自動車のお兄さん」 そばにいて姉貴を面倒みていた。 それは親父の後輩で、今思えば乾さん…だったな。 いつも黒のカッコイイ自動車から 降りてくる姉貴と並ぶ大人の人。 やり取りを部屋の窓からみていた中学の俺。 しばらくして、姉貴は会社借り上げの寮代わりのマンションに一時引っ越したのは、仕事の関係と気分転換も兼ねてって聞いてる。 昨年だったか? 長瀬さん、姉貴が勤める元の職場に帰ってきてまた楽しそうに、日々過ごしてるけど。 乾さんは姉貴の事心配なのかな? 気がつけば、姉貴の隣には長瀬さんしかいなかった。 「もーラブラブ過ぎてたまりません この間なんて....」 長瀬さんは姉貴にとって初めて好きになった人だ。 長瀬さんも姉貴が好きで、両想いで....二人ともいつも幸せな顔している。 剣道となると鬼気迫るけど。 俺の話に乾さんは少しだけ、本当に寂しそうな顔を見せた気がした。 …もしかしてこの人もか? 我が姉って....中身あれだけど……。 弟としては複雑なんですけど。 姉貴が男を魅了するのはいいかもしれないけど、身近な人達がっていうのは複雑なんですけど。 そんな俺の前に、お代わりのカルビの皿が置かれた。
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