やってきた新年と姉貴

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「....なにかされなかった?」 「何を?確かに稽古は厳しいよ 姉ちゃんよりも.... あとはちょこちょこ飯くいに行ったな そして最近も....あー美味かった あの高級焼肉屋に行っちまったよ!」 高級な焼肉思い出して喉がなる あの日…思い出す…カルビに…上タン塩 その名前にえらく反応した姉貴 「最近って?いつよ」 大きな瞳で俺をジトっと見つめ いや…睨んで… 「姉ちゃんが長瀬さんと フグ食いに行った日 あの日会ったんだ」 「あぁ…なるほど…それでか… …で、美味しかった? んで....食べながら何か言われなかった? あ....いや何話したの?」 やはり…乾さんとなにかあったのかな? やけに姉貴は俺に詰め寄って聞く 「姉ちゃんと長瀬さんの事…聞かれた …だから言ったよ… すげぇラブラブ過ぎて困るって 乾さんそれなら良いって 先輩だから後輩達の事心配してんだね」 「それなら良い…」なんてあの日 乾さん言っていたけど どこかさびしそうな顔をして… なんだろうなぁ… そう....と言いつつ姉貴はまだ厳しい そんな顔つきしてる… なにが…あったんだよ 言わないから気になるけど 辛いこと溜め込みすぎて パンクするタイプだから心配 子どもの時の姉貴… 色々と怖すぎて…それも関係するのか? でも…乾さんとは穏やかな時期あったんだよな? 2ndに異動したての頃…
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