内緒

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「ホントに寝るの?」  奏は、寝室へと入ってきた清貴に怖々声をかけてきた。 「俺が嫌いか?」  それには、懸命に首を横に振る奏が可愛い。  好きだ、と告げた時、奏は泣いた。  清貴が汚れた僕なんか好きになっちゃいけない、と涙を零した。  お前は清らかな心を持ってるんだと答えると、声を漏らして泣いた。  まさか泣かせてしまうとは思わなかったが、想いは告げた。
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