合わせ鏡の様に

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巨大な宇宙船の操縦室の窓から、パノラマに広がる漆黒の宇宙に、ぽっかりと地球に似た美しいX星が浮かんでいるのが見える。 「長い旅でしたね、船長」 「ああ。しかし綺麗な星だよな」 船長はX星を見つめながら、副船長に感慨深げに言った。 単調になりがちな宇宙船内での任務を、時には励ましあいながら、二人で乗り切ってきた。
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