☆ラッキーアイテムはカレーうどんです!

18/33
前へ
/285ページ
次へ
そうこうしているうちに、あっという間にお昼になった。 えっと、お昼ってどうするのかな。 よく分からないから今日は何も持って来なかったんだよね。 なんて考えていると市川さんもお昼だって気付いたようだ。 「あっ、もうこんな時間か。クズハラさん昼飯何か持ってきた?」 「いえ、今日は特に何も。」 「そっか、じゃあ一緒に外に食いに行く?」 「あっ、はい。宜しくお願いします。」 出掛けようとする市川さんの後を財布だけ持ち追いかける。 その時、ドアがバンッと開いたかと思ったら社長のお出ましだった。 「お、おかえりなさぃませ…しゃ、社長。」 「なに、取ってつけたみたいに言ってんだよ。俺はお気楽学生バイトじゃなかったのかよ。」 目の前に立ちはだかる社長を落ち着いてよく見ると、結構、身長が高い。 うっ、上から見下されるこの威圧感耐えらんない…。 て言うか、私が言ったことまだ根に持ってるし。 「社長ぉ、昼飯一緒に行く?まだでしょ?」 げっ、市川さんこのタイミングで社長誘います? 今朝の事もあるし社長行きませんよねぇ? 私なんかとお昼とか……。 「俺も行くわ。」 げっ、マジか。
/285ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1530人が本棚に入れています
本棚に追加